この記事で解決できる困りごと
- タクトタイムを決めるタイミングがよく分からない
- 生産ライン設計の流れが分からない
- タクトタイムと生産ライン設計の関係が曖昧
この記事でここを目指そう
- タクトタイムを算出するタイミングと流れを説明できる
- 生産ライン設計の流れを理解している
- タクトタイムと生産ライン設計の関係を理解している
生産ライン設計では
まず タクトタイムを決めること から始まります。
タクトタイムは
- 工程設計
- ライン設計
- 人員配置
- 生産能力
など、生産ライン設計の基準になります。
しかし実際の現場では
- タクトタイムをどのタイミングで決めるのか
- 設計の流れが分からない
- ライン設計との関係が曖昧
というケースも多くあります。
この記事では
- タクトタイムの求め方
- 生産ライン設計での位置づけ
- 設計手順
を分かりやすく解説します。
タクトタイムは需要で決まる
タクトタイムは
設計者が自由に決めるものではありません。
理由は
需要 → タクトタイム
という関係だからです。
つまり
顧客の需要によって生産速度が決まる
という考え方になります。
タクトタイム算出のタイミングと手順
生産ライン設計の中で
次の手順でタクトタイム計算をしていきます。
①需要確認
↓
②稼働時間確認
↓
③タクトタイム計算
↓
④工程設計
↓
⑤ライン設計
①需要を確認する
まず、必要生産数量 を確認します。
<例>
| 項目 | 数量 |
|---|---|
| 1日の需要 | 300個 |
②稼働時間を確認する
次に、実際の稼働時間 を確認します。
<例>
| 項目 | 時間 |
|---|---|
| 勤務時間 | 480分 |
| 休憩時間 | 60分 |
| 停止時間 | 20分 |
<稼働時間>
稼働時間 = 勤務時間480分 - 休憩時間60分 - 停止時間20分 = 400分
③タクトタイムを計算する
タクトタイムを算出します。
タクトタイム = 稼働時間400分 ÷ 必要性算数300個 = 1.33分/個
つまり、約80秒に1個生産する必要があります。
④工程設計
タクトタイムを基準に
- 工程分割
- 作業設計
- 工程能力
を設計します。
⑤ライン設計
各工程の作業時間が、タクトタイム以内 になるように
- ラインバランス
- 人員配置
- 設備配置
を決めます。
タクトタイムとライン設計
生産ライン設計は
需要
↓
タクトタイム
↓
工程設計
↓
ライン設計
という順序で進みます。
つまり、
タクトタイムが設計の出発点
になります。
まとめ
タクトタイムの求め方は、
需要確認
↓
稼働時間確認
↓
タクトタイム計算
そして生産ライン設計では
タクトタイム
↓
工程設計
↓
ライン設計
という順序で設計を進めます。
