工程設計

タクトタイムとサイクルタイムの違い|生産ライン設計で重要な関係を解説

この記事で解決できる困りごと

  • タクトタイムとサイクルタイムの違いが分からない
  • タクトタイムとサイクルタイムのどちらが重要なのか分からない
  • 生産ライン設計との関係が曖昧

この記事でここを目指そう

  • タクトタイムとサイクルタイムの違いを説明できる
  • タクトタイムとサイクルタイムの考え方、使い方を理解している
  • タクトタイム・サイクルタイムと生産ライン設計の関係を理解している


生産ライン設計では

  • タクトタイム
  • サイクルタイム

という2つの時間が重要になります。
しかし現場では

  • タクトタイムとサイクルタイムの違いが分からない
  • どちらが重要なのか分からない
  • ライン設計との関係が曖昧

というケースも少なくありません。
この記事では

  • タクトタイムとサイクルタイムの違い
  • 両者の関係
  • ライン設計での使い方

を分かりやすく解説します。


タクトタイムとは

タクトタイムとは、
 「顧客の需要を満たすために必要な、製品排出の間隔」
のことです。

簡単に言うと、
 どれくらいの間隔でお客様が製品を引いていくか = 製品を出していく必要があるか
を表す時間です。

計算式
 タクトタイム = 稼働時間 ÷ 必要生産数量
つまり
 需要 → タクトタイム計算式
という関係になり、需要で決まります。


サイクルタイムとは

サイクルタイムとは
 実際の作業時間
のことです。

計算式
 タクトタイム = 稼働時間 ÷ 生産数量
つまり
 サイクルタイム = 供給
という関係になり、供給の生産能力で決まります。

<例>

工程 時間
工程1 40秒
工程2 50秒
工程3 60秒

この作業時間がサイクルタイムです。


タクトタイムとサイクルタイムの関係

生産ラインでは
 サイクルタイム ≦ タクトタイム
になる必要があります。

理由は
 需要に対して生産が間に合う必要があるから
です。


サイクルタイムが長い場合

もし
 サイクルタイム > タクトタイム
になると

  • 生産が間に合わない
  • 納期遅れ

が発生します。


改善の考え方

サイクルタイムが長い場合は

  • 作業改善
  • 工程分割
  • 設備導入

などの改善を行います。


ラインバランスとの関係

ライン設計では、
 各工程の時間をタクトタイム以内
に調整します。

これを
 ラインバランシング
と呼びます。


まとめ

タクトタイムとサイクルタイムの違い

項目 意味
タクトタイム 必要な生産速度
サイクルタイム 実際の作業時間

サイクルタイム ≦ タクトタイム

この関係を満たすように
生産ラインを設計します。

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