工程設計

タクトタイムの計算方法|計算式・具体例・稼働時間の考え方を解説

この記事で解決できる困りごと

  • タクトタイムの計算方法が分からない
  • 稼働時間の考え方が曖昧
  • 実際の計算例を知りたい

この記事でここを目指そう

  • タクトタイムの計算方法を理解している
  • 稼働時間の考え方を説明できる


生産ライン設計では、最初に タクトタイム(Takt Time) を計算します。
タクトタイムは、

  • 生産ライン設計
  • 工程設計
  • ラインバランス
  • 人員配置

など、多くの設計判断の基準になります。
しかし現場では

  • タクトタイムの計算方法が分からない
  • 稼働時間の考え方が曖昧
  • 実際の計算例を知りたい

というケースも少なくありません。
この記事では

  • タクトタイムの計算式
  • 稼働時間の考え方
  • 具体的な計算例

を分かりやすく解説します。


タクトタイムの計算式

タクトタイムは次の式で計算します。
 タクトタイム = 稼働時間 ÷ 生産数量
この式は生産ライン設計の基本です。

計算例①

<条件>

  • 稼働時間:480分
  • 生産数量:240個

<計算>

 480 ÷ 240 = 2分

つまり、2分に1個生産する必要があります。

計算例②

<条件>

  • 稼働時間:420分
  • 生産数量:300個

<計算>

 420 ÷ 300 = 1.4分

つまり、84秒に1個生産する必要があります。


稼働時間の考え方

タクトタイム計算では
稼働時間の設定が非常に重要です。

稼働時間は
 稼働時間 = 勤務時間 − 休憩 − 停止時間
で計算します。

<例>

項目 時間
勤務時間 480分
休憩 60分
設備停止 20分

<稼働時間>

 稼働時間 = 勤務時間480分 − 休憩時間60分 − 停止時間20分 = 400分


タクトタイム計算の注意点

タクトタイムを計算する際は
次の3つに注意します。

① 停止時間を考慮する

段取り替えや設備停止を考慮します。

② 稼働率を考慮する

設備の実稼働時間を確認します。

③ 需要変動

需要が変わるとタクトタイムも変わります。


タクトタイム計算の使い方

計算したタクトタイムは
 サイクルタイム ≤ タクトタイム
になるようにラインを設計します。

 サイクルタイム > タクトタイム
になると、
 需要に対して生産が間に合いません。

もし
サイクルタイム > タクトタイム
になる場合は

  • 作業改善
  • 工程分割
  • 設備導入

などの改善が必要になります。


まとめ

<タクトタイムの計算式>

タクトタイム = 稼働時間 ÷ 生産数量

<計算手順>

稼働時間

生産数量

タクトタイム

この計算が生産ライン設計の基本になります。

-工程設計